音や音楽の健康への有効活用を行う為の原理究明及び適用(システム)の開発
に関する基礎研究:インターネット実験アイテム

令和6年12月14日
令和6年09月08日
令和5年06月02日

1.このサイトについて
 特に、音楽療法、耳年齢、イヤフォン難聴に関する研究に関わる学生へ。ここには、音楽療法の際に起点とする10曲が様々な編曲で収録されています。DLが可能ですので、3.に記す規則を守って使用して下さい。
 また、音楽療法以外の研究や、その基盤研究に関する音、音楽、音声等もここから入手可能です。
 本実験やこのサイトの管理役は、その都度音楽療法研究等を行う学生を中心に、各学年1名、合計3名ににお願いしたいと思います。

2.実験及び分析のやり方
 実は全く新しい研究分野なので、実験内容や分析方法は未知です。勿論、これまでに実施してきたやり方もありますので、それは以下に説明します。他方で、試行錯誤の中から正しそうな道を適宜選択していく手順を繰り返す事で、最終的にゴールに到達したいと考えています・・・・研究とはそういうものです。
 実験では、主に被験者に音楽を聴いて貰い、感性的印象を確認します。調査は、POMS等の既存の心理状態を調査するアンケートの他、自作のアンケートを作り実施する、あるいは、脈波や血圧等の生体情報値を測定する事もあります。
 分析は、物理学的には唯一周波数分析(FT)が存在します。得られるスペクトル(横軸周波数−縦軸量)の形状が、音楽の様々な特徴を示します。また、その時間変化に注目する事もありますが、音楽と言う複雑な物を扱う際に時間履歴まで細かく調査をする事は不可能に近いと思われるので、本研究室ではやらない事が殆どです。代わりに、我々はスペクトル分布から、エネルギー相当量、ピーク周波数、1/f係数等を算出します。

3.著作権に関する注意事項
 全ての音源はDL可能ですが、研究目的以外にはDLしない様にしてください。右クリックを効かない様にする設定は可能ですが、そうしてもなお、F12(開発者モード)+F5(再表示)の操作や、あるいは音のPC上での録音等、様々な方法で音源の取り出しが可能です。これは、音をPCで再生している為で、基本的には避けられません。そこで、利便性につき、DL禁止設定をしません。
 君たちの個人的な趣味の場合には、DLを特別に認めます。(著作者=演奏者、歌唱者、作詞者、作曲者、MD操作者等の許可を貰っています。)その先、例えば友達等に聴かせたい場合等には、データを渡さずに展開(要するに君たちが再生してその場で聴いて貰う)して下さい。なお、DLした人は、折角なので乾燥を聴かせて下さい。

4.音源データについて
 音源は、大きく音、音楽、音声の3種類あります。
4.1. 音音源 Sound Source
執筆中。
聴覚認識調査試験
4.2. 音楽音源 Music Source<
 演奏は、実際に人の演奏や歌唱の他、MuseScoreやNewtrino等のフリーソフトを用いて行っています。最終的(癒しの音楽室で用いる際)には全て人の手で演奏する事にしたいと思いますが、今は暫定的に仕上げています。菱田の手元には、WAVEデータ形式で全てのデータが集積されています。なお、演奏や歌唱のボランティアを募集しているので、君たちの周囲にそういう方がいたら、是非相談してみて下さい。
 WAVE形式の容量は膨大なので、容量が問題となりそうな場合にはMP3に圧縮しています。MP3データでは、16kHz以上の音が殆ど抹消されているので、原則WAVE形式のデータを用いて実験や分析をしてください。後述の一覧には、両方混在しているので、注意して下さい。DLした際の拡張子で、どちらか判ります。
 リバーブ等の音響効果を軽目に付けたデータもありますが、実験や分析の場合必ず音響効果の付いていないデータも用いてください。音響効果の影響を明らかにする必要があります。
 歌詞と言う日本語の影響も小さくないと想像しています。音楽処方する際には歌詞を取り除いた版で実施する予定にしています。これまでの実験では歌唱無し音源のみを扱ってきましたが、今後は歌唱の影響も調査したいので、実験や分析には歌唱付きの音源も使って比較して下さい。
 尚、現時点でほぼ完成形に近い状態に持って行ってありますが、完全ではありません。今後改善をする可能性がありますので、ご意見是非お寄せください。(もう微修正なので研究には影響ないと思っています。)
4.3. 音声音源 Voice Source
執筆中。

5.考察の際の注意事項
 被験者ではなく調査研究をする立場の我々は、曲の好き嫌いを先ず考えずに考察して下さい。誰にも好かれる曲や、誰にも嫌われる曲は、音楽である以上は存在しません。
 音色や演奏が稚拙に感じられるかも知れませんが、曲自体を議論して下さい。
 全長版と、1番のみの短縮版を用意しました。全長版と短縮版のどちらで相性を議論しても良いと思いますが、得てして2番以降に比較的大きな変化がありますので、その意味では全体版と、部分部分でいろいろと議論してもらえると良いと思います。(曲の編成や構成に関する詳細は、曲名からのリンクでその詳細頁に跳べます。)



 以下、音源を一覧します。全て揃うのに時間が掛かりますが、R6.9.8時点で概ね揃いました。今後遂次更新していきます。
 音源一覧表の下に、現時点で解った事や実験したい事などを列挙します。やってもらいたい事も記載してありますので、地道に少しずつ模索していきましょう。

♪ 現在までに準備できた音源の一覧 ♪
楽曲歌唱付(原曲).WAVE or MP3器楽合奏版.WAVE管弦楽合奏版.WAVE or MP3
番号曲名
リンク先:曲詳細
略称全曲 残響あり
(上:WAVE/下:MP3)
全曲
(上:残響あり/下:残響なし)
短縮版
(上:残響あり/下:残響なし)
編曲後全曲 残響なし
(上:WAVE/下:MP3)
ユニコーン
Unicorn
UN



キャロッディ
Caloddy
CL



ピーファ
Piepha
PP



ツインテール
Twintail
TT



マーメイド
Mermaid
MM



天使の翼
Angel wings
AW


この音をあなたへ
I send this sounds for you
SY


大丈夫!大丈夫!
It will be OK!
IO


大追撃
Big pursuit
BP Vocal無し。

10進路西!
Go to the West!
GW Vocal無し。

11我らHHF飛行隊
We are the HHF fly team
FT

短縮版無し。
12フタルの子守唄
Lullabyfrom Phthal
LP


番号曲名
リンク先:曲詳細
略称全曲 残響あり
(上:WAVE/下:MP3)
全曲
(上:残響あり/下:残響なし)
短縮版
(上:残響あり/下:残響なし)
編曲後全曲 残響なし
(上:WAVE/下:MP3)
楽曲歌唱付(原曲).WAVE or MP3器楽合奏版.WAVE管弦楽合奏版.WAVE or MP3

♪ 書庫に保管されている楽曲一覧 ♪
未公開サイト書庫
 但し、ここに収納されている音源は普通にはDLできません。DLをする特殊な方法については、山田君に訊いて下さい。


FT分析の進捗
 18階にソフトウェアとして所持しているO-Scopeを使います。
 R5卒論生(増本・宇佐美)が、楽曲1〜10の器楽合奏版.WAVE全曲残響なしの全体(※)のFTを完了しています。データはR6院生(山田)が管理しています。FTの先の分析を今後しなければなりません。
 全体と言うのは、音楽の一部を取り出してFT分析した場合、全く同一にはならない事が想像されます。どの程度ばらつくかは分かりませんし、大きくばらつく可能性もあります。大きくばらつく際には、楽曲の位置によって被験者への影響が変わる事が推察されるので、そういう事が起きるかどうかを、実際に曲全体、序奏部、コーラス部、間奏部、終奏部、などとさまざまな観点からFTし、比較検討する事も重要です。
 FT結果は、Excelで周波数列とその強度列の2列出力データとして、CVS形式で得てください。
FT分析の調査の進捗
 CVS形式のデータを、Excel上で処理します。とりあえずスペクトルを重ねたグラフを、これまで発表等で用いていました。少し詳細に考察したいので、こちらのExcelにまとめたいと思います。
 この後、楽器編成の違いや、歌唱のあるなしで比較したいと思います。
音楽との相性アンケート
 君たちとの「相性」を調べてください。曲の善し悪しではなく、合う合わないです。つまり、前述の通り、名曲だと言われていても聴きたくない事もあれば、駄作と言われても気に入る事もあります。(これなら、遠慮なくコメントできるでしょう?)
 ここで、君たちの心身の状態如何では、相性が変わってくる可能性があります。(それを調べるのも実験の一つの目的です。)そこで、書式やタイミングは指定せず、そういう目的なんだという認識をして、君たちが良かれと思う方法で「どんな時にはどう感じたか」をなるべく沢山の状態で回答してください。
 回答はWORDで、菱田までメールして下さい。タイトルは、「ゼミ音楽療法コメント学籍番号氏名曲略称」として下さい。同じ曲についてコメントを送り直す場合には、末尾にver2、ver3等とつけてください。何度でも出し直しOKです締切6月末。7月に入って、本件の議論をします。
 一人ずつ遠隔で確認させて下さい。
POMSと色判定法の相関性
 小林君、よろしくお願いします。
 尚、POSM実施用Excelデータが、R5.6.2に音楽班(増本)によって作成されました。現在確認と最終仕上げの最中ですが、誰か手伝ってもらえますか?
基準音楽への印象と色判定法の相関性
 小林君及び音楽療法関係の学生、よろしくお願いします。
 現在建築中の「癒しの音楽室」でできますが、今一つ心配なので、Excel試験用データもULしておきます。